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自分が結婚したときのエピソードで忘れられないことがある。
それは、結納のときのこと。
某ホテルが結納の場になっていた。
一通り儀式的なことを終え、両家と仲人さんとでお食事となったときのことである。
食卓にモロモロの料理が次々に運ばれ、酒も入ってか皆にこやかに談笑していた。
そんな時僕に運ばれてきた料理の器が、出されるときに”パリッ”という音とともに欠けたのである。
小さい音であったため、僕とウェイトレスさんしか気付かなかったが、ウェイトレスさんは、「しまった!!」とばかりに一瞬動きが止まり、目が大きく見開いてしまった。
めでたい席でやってしまったと感じたのであろう。
しかし、このウェイトレスさん、肝が据わっているのか、他の誰も気付いていないことをいいことにそのままテーブルに載せ、立ち去っていったのである。
怒るというより、そのしぐさが面白かった。
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